④ オスグッド
【 症状など 】
・膝のお皿の下辺りの腫れと、その付近の痛みが特徴です。
・ひどい時には骨が剥(は)がれてしまう骨折も起こります。
【 概 要 】
・膝のお皿の下辺りにある盛り上がり部分に起こる炎症で、成長期に見られる
成長痛の一つです。
ももの前の筋肉はその盛り上がり部分に付いているのですが、ももの前の筋肉の
緊張が強かったり、骨の成長に筋肉の柔軟性が追いつかなかったりする
と、その付着部に炎症を起こしてしまいます。
また成長期の骨は柔らかいため、酷い時には付着部の骨ごと剥がれてしまうよう
な骨折を伴う場合もあります。
【 応急処置 】
・Icing(冷却)や、痛い部分を氷でマッサージするアイスマッサージという方法で
炎症を抑えましょう
・もも前のストレッチを行い、柔軟性を高めます。
【 予 後 】
とにかく冷却で炎症を抑え、ももの筋肉の柔軟性を高めることで症状は軽減され
ますが、付着部が剥がれる骨折を伴っていないか確かめるためにも、一度専門医
に診てもらうのが良いでしょう。