⑦ シンスプリント
【 症状など 】
・ランニング時に脛の前面、内側に痛みを訴えるのが特徴です。
激しい痛みというよりはズーンという重い痛みです。
(痛みの出る場所は下図を参照)
・動かして痛みの出る場所には圧痛(押して痛い)も確認でき、軽く腫れも
見られます。
【 概 要 】
・シン(=すね)、スプリント(=走る)という名前のとおり、よく走る競技者が
脛(すね)の前面に痛みを訴えるケガですが、ジャンプ動作が多い種目でも
見られることがあります。
それを細かく分類したのが疾走型(よく走る人)と跳躍型(ジャンプを繰り
返す人)で、サッカーでは疾走型が多く見られます。
シンスプリントを起こす場所には走ったりジャンプしたりする時に使う
筋肉がたくさん付着しているので、繰り返し使うことで炎症が起きて痛み
が発生します。
炎症は骨に起きているのですが、レントゲンでは発見できないのが特徴です。
【 応急処置 】
・使いすぎによるケガなので、患部をしっかり休ませないと治癒が困難と
言われています。
・Icingやアイスマッサージによる冷却を根気よく実施します。
・ふくらはぎの筋肉や足裏のストレッチを入念に行いましょう。
・地面が固いところでの練習は避けます。
【 予 後 】
・なかなか治らないことや再発の多いケガとして有名で、しっかり休養を
取ることが大切です。
また、練習前後のストレッチやIcingがとても重要です。