筋肉の成長に最も必要な栄養素はタンパク質、

骨の成長には主にカルシウム、といいますが、

いずれもそれだけをやみくもに摂取したところで

成長を促すことはできません。

 

それらの栄養素をきちんと吸収させるためには、

他の様々な栄養素やホルモン、酵素など

たくさんの要素が体の中で働くことが大前提！

 

単純に重要と言われる栄養素ばかり摂取することに特化

されがちですが、それを上手に分解・吸収させるための

 

・体の機能を整えること

・それを助ける素材　

 

が必要不可欠なのです。

 

毎日の練習で疲れきった体には、

存分に使い切った栄養や細胞の残骸が

疲労物質としてたっぷり溜まっています。

 

それらを毎日体外に出し切ることがとても重要で、

出し切れないと疲労物質はどんどん蓄積して

いつかダウンしてしまいます。

 

酵素の力を使って老廃物をきちんと排出（泄）して、

腸内環境を万全にしておくと、

体も軽くなり、食事もおいしくモリモリ食べられ、

ぐっすりと眠れて

栄養も水分も酸素もきちんと循環する体になります。

 

体の中で作れない酵素は、

発酵食品を食べることで補う必要があります。

 

納豆やぬか漬けやお味噌は良質な酵素がたっぷりです。

昔ながらの日本食は、発酵食品を取り入れたメニューが多く、 日本人の体に一番適しています。

 

子供はピザやハンバーガーやスパゲティーなどの外来のジャンクフードが大好き。

 

ですが、油と乳製品と炭水化物が多いこれらの食品は、

腸の長い日本人は消化が得意なメニューでは

ありません。

さらに、野菜や魚や海草などに含まれる大切なビタミンやミネラルは、かなり不足してしまいます。

 

子供が喜ぶことと、大人の事情で手が伸びがちな外食ですが、子供の体のために、バランスを考えながらメニューを選ぶことが、明日の子供の元気や活躍につながることを考えたいですね。

 

子供たちの成長に欠かかせない栄養素について、

また詳しくお伝えできたらと思います。

 

　　　　　　　　　（2012.6　　栄養士：ＣＨＩＥ）