★ たべものの知恵とちから その1【干し野菜】
●保存性を高めた先人の知恵!
一般家庭に冷蔵庫が普及するまでは、魚のみならず栄養にかかせない野菜の保存の方法は、塩漬け・ぬか漬け・干し野菜として長い時間味わうための工夫がなされてきました。
干し野菜は単純に野菜の水分だけを干すことによって抜いたもの。
水分を抜くことで、野菜のうまみと栄養がぎゅっと凝縮され、減った量の分、たくさん食べることができます!
★ 切り干し大根
(100g中) 生の大根 切り干し大根
カルシウム 24mg → 540mg
カリウム 230mg → 3200mg
亜鉛 0.2mg → 2.1mg
ビタミンB1 0.02mg → 0.33mg
ビタミンB2 0.01mg → 0.20mg
【切り干し大根の煮物】
★材料
・切り干し大根 ・油揚げ ・にんじん ・昆布だし
・しょうゆ ・酒 ・みりん
★作り方
① 切り干し大根を水で戻す。長いものは食べやすい長さに切る。
② にんじん・油揚げは千切りにする。
③ なべに昆布だし、しょうゆ、酒、みりんを入れ、切り干し大根、油揚げ、にんじんも入れ、水から煮込む。
具材がお好みの硬さまで煮えたとき水分が具材の1/3量になっていれば理想。味を調えて出来上がり。
*自分で干せるんです!*
野菜を1cmくらいの厚さに切り、(輪切りにしたり、野菜によって大きさや形を工夫してみてください)ざるなどに重ならないように並べて1日天日で半生程度に干します。
(季節やおひさま具合によって干し時間を調節しましょう)
半生でも数段うまみが増します!煮ると味が短時間で染みやすく、戻す必要もなくなります。
トマトや、りんごなどのフルーツでもおいしくいただけますヨ♪